2015年3月18日水曜日

本の紹介『遥かなるロマン 支倉常長の闘い』

本の紹介です。

今回は歴史ネタ。


『遥かなるロマン 支倉常長の闘い』河北新報社編集局
河北新報社(1993年発行)


2013年は「慶長遣欧使節」400年とのことでした。
イベントもたくさんしてました。

なんとか震災からも復興しだして、
ようやく再開にこぎつけたところでした。

石巻含め、海岸沿いの方々はホント苦労なされてます。

復興支援。

なんて大仰な理由づけではないのですが、
地元ってものを知りたくなり、改めて手に取った次第です。


副題にあるようにこの本は、
支倉常長について描かれた本です。

その中でも、
慶長遣欧使節の船出から帰国するまでがメインの解説となります。

江戸時代初め、
仙台藩主伊達政宗はイタリアローマへと使節を派遣します。
出航した地は宮城県石巻市月浦。
それが慶長遣欧使節であり、支倉常長です。

ローマ法王への書状。
領内のキリスト教の布教活動
造船技術とサンファンバウティスタ号。
スペイン植民地だったメキシコとの通商交渉。
徳川家康と伊達政宗。
キリスト教の弾圧。
etc.

表題どおり、「闘い」でした。

『遥かなるロマン』という書名は華やかですが、
それだけでは伝えきれない事柄が描かれています。

なるほど、
『支倉常長の闘い』
というサブタイトルがあって初めて、
この本の魅力が伝わります。


その2013年、初めてマトモに石巻観光をしました。
しかも、タカラッシュってイベントで、です。

仙台の街中から三陸道使って、一時間ていどなんですけど。
地元の観光地ってなかなか行かないから…

きっかけはなんであれ、
もう少し身近な場所に興味もとうなんて思った次第です。