2015年7月23日木曜日

『鋼の錬金術師』と『終わりで始まり』

「歩きだせ」


叱咤激励してくれる場面は
珍しくありません。

親とか友達とか恋人とかの
だれかの言葉だったり、
自分自身に言い聞かせたり。

小説や漫画、
好きなアーティストが語りかけてくれることだって、
きっとあったはずです。

私にとってそれは

『鋼の錬金術師』
(荒川弘 スクエアエニックス)
の主人公エドワード・エルリックの
言葉であり、

amazarashiの歌う
『終わりで始まり』
でした。


まず
『ハガレン』第一巻。
神に見捨てられたと
途方に暮れる女性に
「歩きだせ」と
叱咤するエド。

それは
これから苦難の道を歩み続けるだろう
自分たちへの言葉でもあります。

「苦しいのはあなただけではありません。」
って言葉を暗に示し、
けっして押し付けたりはしません。
 
で、自分を憐れんだり、
不幸自慢もしないからこそ、
心にズシンと響きます。


そして、
『終わりで始まり』
(Album『あんたへ』収録 ソニーミュージック)

最近、ちょくちょくアニメの主題歌になり始めてる
amazarashiのアルバム曲です。
カラオケになってないのがとても残念。


歌われている「自分」は
力尽きて膝をつく「自分」。

いつか立ち上がる日を信じてた
「周囲のヒトビト」への感謝。


神は自ら助くる者を助く。
と言います。

誰かが立たせてくれても、
きっと
また膝をつくでしょう。
誰かがまた助けてくれる。
なんて期待して。

でも、
傷ついて、
それでも自分で立ち上がれば、
きっと
何度でもゆっくりでも
歩き続けることでしょう。




けっきょくのところ、
周囲の状況だったり、
そんときの精神状態だったりが
すべてなんですがね。

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