2016年5月20日金曜日

本の紹介『座敷童子の代理人』

岩手県遠野市
柳田国男宮沢賢治が愛した妖の住む町。

なんでか
ジンギスカンのお店が街道沿いに並ぶ町。

いやいや、
そっちは関係ないか。


今回は妖怪のお話です。
座敷童子の代理人
(仁科裕貴 KADOKAWAメディアワークス文庫)

ちょいミステリ。
ちょい恋愛もの。
ちょいアクション。

ネタが妖怪で、
主人公が物書きでなければ、
正直、
食指が伸びなかったかもしれません。

物語を「読ませる」ように構成する要素を
ふんだんにちりばめた 小説。
ってのが第一印象でした。

主人公の男性が著者とリンクして、
この小説自体ノンフィクションなんじゃないか、
と勘ぐってしまいます。

著者様、失礼なことを言ってごめんなさい。


どの部分を紹介してもネタばれになりそうなので、
今回はあくまで外郭のみの紹介です。


面白いのは、
物語の各所にちりばめられた伏線とギミック。
妖怪の立ち位置とオチ。
そんなに複雑ではないので
ライトミステリ(そんな単語は存在しないでしょうけど)
って感じです。

それでも
「あーそうきたかぁ。」
とやけに納得した最後でした。



遠野。
きちんと訪れたことはありませんが、
とっても雰囲気のある町です。

過ぎていく景色を見てるだけで、
不可思議な世界に連れて行かれそうになります。

川沿いの桜並木。
いまだちゃんと観ることができてません。
キレイなんですけどね。

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