2016年7月4日月曜日

本の紹介『てふてふ荘へようこそ』

私は霊感がありません。

最近、
夜中の天王山トンネル(スポットらしいです)
に行くことがしばしばあるのですが、
やっぱり見えません。

『てふてふ荘へようこそ』
(乾ルカ  角川文庫)

ある格安アパートで繰り広げられる、
ヒトと霊の人情劇です。

ドラマにもなりました。
観てないですが。

一部屋一人、がいます。
そこに入居する、してる、してた
ヒトたちの生き方の変化。
それがメインテーマと言えるでしょう。

それは同時に
部屋に自縛してる霊たちにも
変化をもたらします。

ヒトとしてまっとうに生きる
ってのがどんなに大切で、
どんなに困難なことなのか。
それを再確認させてくれました。

その話の中で、


カエルは動くものしか認識できない。
生きていくための進化の過程でそうなった。
だから、
カエルは動かない石を見ることができない。
目の前に存在してたとしても。

霊が見えないのもそういうことなんだろう。


という場面が描かれています。

存在してるけど認識できないコトやモノ。
きっと、
私の周囲にもたくさん存在してるのだろうな、
と思います。



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